過去のFFF-Sに応募歴がある全ての監督を対象に短編映画の企画(実写ドラマのみ)を募集。
                その中から最も優秀な作品を選出し、制作費及び制作を支援いたします。
                著作・製作:フェローズ/制作:フェローズ
            
第4回 FFF-S BEYOND(2025年)始動!短編映画企画募集のお知らせ
※2025の募集は終了いたしました。ご応募いただいた皆さま、ありがとうございました。
短編映画「アナログ坊やとおたずね老婆」(21分)



脚本・監督・編集:乾 拓歩
2020年 『Fugue!』
                        2021年 『流行武装』
                        2023年 『六帖戯画』
                        2024年 『アナログ坊やとおたずね老婆』
                        
                        2002年生まれ、京都府出身。第3回FFF-Sにて監督作『Fugue!』で最優秀賞を受賞。監督業のほか、2022年には京都のミニシアターにて特集上映企画のプロデュースを担当。現在は大学の映像学部に在学中。
                        
                        【コメント】
                        情報が錯綜し、ぼうっと⾒聞きしているだけで疲れてくる世の中の、オアシスとなるような映画を作りたいというのが本作の願いです。
                        時に私たちは他者との会話の中で、いかに深く、いかにハイコンテクストな話ができるかと躍起になることがあります。そうした話についてこられない者を切り捨てるような⾵潮もしばしば⽬にします。しかし本来コミュニケーションとは、声や⾝振りをただ交わしているだけでも成⽴する無差別平等な意思疎通の⼿段ではないのでしょうか。
                        監督である私が⼩学5年⽣だった頃、周りの友達がスマートフォンを持ち始めました。教室という共通の環境に置かれているのに、⼀緒に会話が楽しめない孤独感に悩まされていました。スマートフォンが必需品となった現代でも、こういった疎外はどこかで起こっていると思い、この実体験と私の祖父の実情を絡めたエンターテイメントを企画しました。「認知症を患い、記憶が混濁した⾼齢者」「スマホを持っておらず、友達との話についていけない⼩学⽣」という、理不尽に社会から逸れものにされてしまう者同士の交流を通してコミュニケーションの本質、その在り方の一つを優しく説きました。
                    
■出演者

大場 りと
2015.8.17生まれ 東京都出身
                            3歳で子役としてデビュー。
                            主に広告・CMに多数出演し、本作が初映画出演にして主演となる。
                            21年テレビ東京「シナぷしゅ」OP・ED映像に出演し、その特徴的なヘアスタイルで話題に。
                            現在はNHKEテレ「えいごであそぼ Meets the World」にてレギュラー出演中。
                            主な出演作:「相棒 season22<元日スペシャル>」井ノ瀬大翔役(EX/2024)、「まどか26歳、研修医やってます!」田代役(TBS/2025)
                        

戸井田 竜空
2012年⽣まれ、埼⽟県出⾝。2016年より映画やドラマ、CMなどに出演。
                            主な出演映画に『天間荘の三姉妹』(22 監督・北村⿓平)『イチケイのカラス』(23監督・⽥中亮)『シンペイ 歌こそすべて』(25 監督・神⼭征⼆郎)声優を務めた『化け猫あんずちゃん』(24 監督・久野遥⼦、⼭下敦弘)など。
                            ドラマでは連続テレビ⼩説「らんまん」(23)「新宿野戦病院」(24)「ホットスポット」(25)など
                        

蓮尾 たかせ
2015年1月10日生まれ。
                            2019年より活動を始め、2021年には短編映画mirrorliar films season2
                            阿部進之介監督作品、『point』などに出演。ハスキーボイスで個性的な役や自然体な演技が得意。
                        

藤田 健彦
福島県出身、1972年生まれ。チーズfilm所属。
                            舞台・映像・吹替・演劇と、様々なジャンル・作品に出演。
                            日本舞踊坂東流名取(坂東彦祥三)であり、また、義太夫は女流義太夫三味線・鶴澤津賀寿師の下研鑽に励んでいる。
                            俳優として近年の代表作は「令和1くだらない映画」のキャッチコピーを持つ「野球どアホウ未亡人」(小野峻志監督、2023年)がある。
                            乾拓歩監督がたまたま「野球…」を大阪での上映でご覧下さった事で、本作への出演が決まった。
                        

大島 蓉子
1953年宮城県出身。青年座研究所卒業。
                                2000年から放映された「トリック」シリーズでの大家・池田ハル役で注目を浴びる。
                                その他の映画作品に「しあわせのマスカット」(吉田秋生監督)、「洗骨」(照屋年之監督)がある。
                            
                    エグゼクティブプロデューサー:野儀 健太郎
                    プロデューサー:村田 徹 広山 詞葉
                    撮影:西岡 空良
                    照明:河本 隆一
                    録音:久保 琢也
                    監督補:かまだ ともゆき
                    音楽:古川 光祐
                    スチール:土居 佑香
                    スタイリスト:矢島 里奈
                    ヘアメイク:東村 忠明
                    制作プロダクション:SORA
                    企画・著作:株式会社フェローズ
                
■あらすじ
スマホを持っていない小学生男児サナオは、友達の輪に入れず寂しい日々を過ごしていた。そんなある日、彼は指名手配犯の張り紙を見つける。報奨金でスマホを購入する妙案を思いついた彼は、賞金首の一人と思われる老婆を探し出す。大捜索の末ついに老婆を発見したサナオだったが、なんだかどうも様子がヘンテコで…?
                
■第17回 下北沢映画祭(2025年10月11日~13日)
                        北沢タウンホールで開催されました「第17回下北沢映画祭コンペティション」(10/13)において、「下北沢商店連合会賞」「小田急電鉄賞」をW受賞しました。
                            下北沢映画祭は、2009年の初開催以来、クリエイティブな街・下北沢全体を巻き込んで行われている地域発の映画祭です。
                            第1回からメインプログラムとして、実写・アニメーション・ドキュメンタリーなどジャンルを問わず公募を行うコンペティション部門が設けられており、17回目を迎えた今年は全国から389作品が集まりました。
                            
                        
                    


■第17回福岡インディペンデント映画祭2025(2025年10月5日)
                        福岡市美術館ミュージアムホールで開催されました「第17回福岡インディペンデント映画祭」(10/3~5)において、入選作品19作品の中から「短編優秀賞」を受賞しました。
                            福岡インディペンデント映画祭は、映像作品の上映を通じて国内外の映像制作者との交流と育成を目的とし2009年に始まった映画祭です。
                            映画祭を軸に映像作品の発表、交流の場を設け、国内外の制作者、プロ、アマ、学生との輪を広げています。
                            
                        
                    


2024年11月15日(金)に「アナログ坊やとおたずね老婆」の初号試写会を
映画美学校試写室にて開催しました!


堤 幸彦
映画監督・演出家。1955年生まれ、愛知県出身。
                        「金田一少年の事件簿」(95~97)で注目を集め、「TRICK」シリーズ(00~14)、「SPEC」シリーズ(10~13)などの話題作を数多く手がける。
                        2015年には『イニシエーション・ラブ』『天空の蜂』で第40回記念報知映画賞・監督賞を受賞。その他の作品に、『明日の記憶』(06)、『20世紀少年 三部作』(08〜09)、『人魚の眠る家』(18)、『ファーストラヴ』(21)、『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』(21)、『夏目アラタの結婚』(24)、『私にふさわしいホテル』(24) など。2025年は、映画『STEP OUT にーにーのニライカナイ』『Page30』、配信ドラマ「ゲート・オン・ザ・ホライズン〜GOTH〜」のほか、アイスショー「氷艶hyoen2025-鏡紋の夜叉-」の演出も手がける。
                        また、2022年から日本初のエンタメDAOプロジェクト「SUPER SAPIENSS」を始動。トークンやNFTを発行してサポーターとのエンタメ共創により作品を生み出し、実写長編映画第一弾となる『THE KILLER GOLD FISH』は、7つの海外映画祭にて招待上映され、日本では5月に公開される。
                    
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