CADオペレーター

CADオペレーターとは?仕事内容や年収をご紹介します!

test 建築業界や製造業界、アパレル業界など、いわゆる空間やプロダクトを扱う業界では、その建築・製造に設計図を必要とします。CADオペレーターという職種は、そんな設計図の制作に欠かせない存在です。 この記事では、CADオペレーターの仕事内容や年収、役立つ資格についてまとめました。CADオペレーターになるために必要なことも解説しますので、ぜひご活用ください。

■CADオペレーターとは

CADオペレーターは、CAD(Computer Aided Design)という設計支援ツールを使用して、図面をコンピュータ上で編集・修正し、設計補助をする役割を担う職種です。以前は手書きで制作されてきた設計図ですが、現在ではCADを使用しコンピュータ上で制作することが一般的となっています。CADには、「2D CAD」と「3D CAD」があり、平面的あるいは立体的な製図が可能です。

■CADオペレーターの仕事内容

CADオペレーターの仕事は、CADを使用して設計者やデザイナーの指示に沿った設計図を制作することです。具体的には以下のような仕事に携わります。 ①製図にあたっての事前確認 CADオペレーターは、設計士やデザイナーの指示に従って製図をします。そのため、実際に製図の作業に入る前に、設計士やデザイナーと入念な打ち合わせを行い、業務内容の摺り合わせをします。齟齬が生じないよう、しっかり事前確認をすることが大切です。 ②CADを用いた製図 CADオペレーターの主な業務は、CADを用いて製図することです。CADは平面図を作成する2DCADと立体図を作成する3DCADの2種類があります。主に使用されるツールには「AutoCAD」や「Vectorworks」があります。CADを用いた製図は建築・土木・自動車・産業機械など、ものづくりの現場においてさまざまな場面で必要とされる作業です。 ③原図の修正 CADオペレーターの仕事には、制作した設計図のデータ修正や調整も含まれます。何度も修正や調整を加えて、設計図の完成度を高めていきます。最近は設計者が製図まで担当するケースも増えており、その場合CADオペレーターは原図の修正のみを担当します。

■CADオペレーターの年収

CADオペレーターの年収について、公的な統計データはありません。求人のボリュームゾーンは300~400万円程となっています。未経験枠の採用や事務作業と兼務する求人も多いため、300万円台が多くなっていますが、3DCADのスキルや経験年数に応じて高くなる傾向にあります。 (2023年8月調査)

■CADオペレーターになるには

CADオペレーターになるには、専門学校や大学で学んで建築業界、製造業界に就職するか、独学で学んで求人応募することが一般的です。CADに関する専門的な知識が必要なため、学習は必須です。未経験枠の求人も多いため、その場合はCADの学習歴や関連資格をアピールできると良いでしょう。

■CADオペレーターになるために役立つ資格

CADオペレーターになるために必須の資格はありません。未経験からの就業を目指す場合は、その知識や技術の証明のために資格の取得を目指すと良いでしょう。以下のような資格がおすすめです。 ・CAD利用技術者試験 ・3次元CAD利用技術者試験 ・建築CAD検定試験 CAD系の資格は複数ありますが、その中では「CAD利用技術者試験」は知名度が高く、企業側にもよく知られています。また、CADオペレーターは事務関連の作業で基本的なPCスキルが必要となるため、MOS関連の資格の取得もおすすめです。

■まとめ

CADオペレーターは、CADを用いて設計図の制作を行う仕事です。技術系のデスクワークの中では、未経験からの就業も可能なため人気職種となっています。建築業界や製造業界など、ものづくり系の産業では常に需要のある欠かせない存在です。CADオペレーターの仕事に興味がある人は、まずCADの勉強から始め、資格の取得等を通じて知識を身に着けていきましょう。  

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