送出マスター

送出マスターとは?仕事内容や年収をご紹介します!

test テレビ局は、24時間365日映像を放送しています。その放送内容は収録番組や生放送番組だけでなく、事件や災害時の緊急速報など多岐に渡ります。テレビの放送が正しく、不備のない状態で運行されるよう管理する人々のことを送出監視といいます。この記事では、送出マスターの仕事内容や年収、なるために必要なことを解説します。ぜひ参考にしてください。

■送出マスターとは

送出マスターとは、番組やCMなどの映像が正しく放送されるよう管理する仕事です。テレビ局の送出部、送出監視と呼ばれることもあります。テレビの映像は基本的にコンピュータによって自動で制御されています。送出マスターはこの放送状況に不備がないかを、24時間365日リアルタイムで監視します。スポーツの中継で試合が延長した時や臨時ニュース、災害発生時には放送時間の繰り下げや速報の送出、報道スタジオへの切り替えなど、臨機応変な対応が求められます。

■送出マスターの仕事内容

送出マスターの仕事は、テレビの放送が正しく運行されるよう管理することです。具体的には、以下のような業務に携わります。 ①放送素材の送出 テレビ局の送出部には、放送に必要なすべての素材が集約されています。それらの素材を管理し、番組の編成に合わせて組み立て送出します。基本的にはコンピュータで自動制御しているため、送出マスターはその内容に不備がないかを確認していきます。 ②オンエアの監視 テレビの放送を24時間365日監視することも送出マスターの重要な仕事の1つです。リアルタイムで放送を監視し、音声や映像に乱れがないか、内容に不備がないかを確認します。24時間体制のため、出勤はシフト制で夜勤もあります。スポーツ中継で試合が延長した際には、編成部と協力しながら放送の繰り下げ等の対応を進めていきます。また、中継時のスコアの更新を行うCG送出装置(スポーツコーダ)の操作等も担当します。放送機器に不備が生じた際には、予備装置への切り替えや原因の解明に努めます。 ③緊急時の送出対応 事件や事故、災害が発生した際には、臨時ニュースや緊急速報を送出するため、放送の切り替え等を行います。緊急時のため、現場では迅速かつ適切な対応と各部署との連携が求められます。通常時と異なり、かなり緊張感に溢れる現場となるため、日頃から訓練し、備えておく必要があります。

■送出マスターの年収

送出マスターの年収には、公的な統計データはありません。求人のボリュームゾーンは200~400万円ほどとなっています。テレビ局での仕事になるため、雇用形態の多くはテレビ局の正社員か、あるいは派遣社員や契約社員となります。 (2024年2月調査)

■送出マスターになるには

送出マスターになるには、テレビ局や放送技術会社の送出部に勤める必要があります。 正社員以外にも、派遣や契約社員での求人募集も多くあります。未経験可のものもあるので、まずは求人応募して、現場で実務経験を積んでいくとよいでしょう。基本的には複数人で業務にあたるため、経験が浅いうちは放送監視を中心に担当し、徐々に機械整備や災害時のオペレーションの業務も担っていきます。

■送出マスターになるために役立つ資格

送出マスターになるために必須の資格はありません。放送装置の操作や整備には専門的な知識が必要となるため、実際に勤務しながら学んでいく必要があります。また、送出マスターとしてのキャリアアップを目指す場合は、システムの設計や構築が求められるため情報通信やネットワークに関する専門的な知識を身に着けておくと役に立ちます。

■まとめ

送出マスターは、テレビ番組の放送を私たちに届けるという重要な役割を担っています。普段何気なく目にしているテレビの映像は、送出マスターが24時間365日不備のないよう監視しているのです。数々のクリエイターやキャストが作り上げた映像を正しく放送するという緊張感のある仕事ですが、その分やりがいを感じられます。テレビの報道や速報、番組の延長といったイレギュラーの裏には、送出マスターの迅速かつ適切な対応があるのです。  

別名

送出部、送出監視

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