聞くは一時、聞かぬは一生

Q351 5Gについて教えてください。

最近新聞やテレビなどでも「5G」の話題をよく目にします。通信速度が速くなるなどなんとなくすごそうだという感覚はあるのですが、具体的にどんなものなのか知りたいです。

A351 5Gとは「モバイルネットワークの第五世代技術」のことで、一般には「第五世代移動通信システム」と呼ばれています。

5Gは、4Gの次に予定されている「モバイルネットワークの第五世代技術」のことで、一般には「第五世代移動通信システム」と呼ばれています。 5Gの特徴を説明するに当たり、まずは各世代の移動通信システムの発展経緯をまとめました! ■1G 最初の携帯電話は、日本、米国、欧州の地域別に技術開発が進められ、アナログ無線技術の地域別仕様が策定されて商用化となりました。この「アナログ無線技術のモバイルネットワーク」が第1世代(1G)です。肩から提げているバッグのような「ショルダーフォン」タイプのもので、重量は約3kg。機能も通話機能のみで、通信料も非常に高く、ビジネスユースがメインでした。 ■2G 90年代になると無線技術のデジタル化が進み、デジタル無線技術を用いたモバイルネットワークが標準化され、サービス提供が始まりました。このデジタル無線による携帯電話システムが第2世代(2G)です。無線技術がデジタルになったことにより、データ通信サービスの提供が容易になった結果、メールをはじめとする携帯データ通信の利用が本格化しました。1999年にNTTドコモがiモードを開始し、各種の情報提供やメールが携帯電話で使えるようになり、通信料も大幅に下がったため携帯データ通信の利用が一気に広がりました。 ■3G 1Gも2Gも地域ごとに別々の技術で商用サービスが始まったので、当時の携帯電話は地域限定の携帯電話でした。今のように、1台の携帯電話を持ち歩いて世界中で使うことはできなかったため、この問題を解決するために国際連合の専門機関であるITU(国際電気通信連合)が標準化を進めたのが第3世代(3G)です。3GはITUが定めた「IMT-2000」標準に準拠した移動通信方式で、通話機能に加え、高速なデータ通信とそれによるインターネットの利用、テレビ電話といった、高度なサービスを提供しました。 ■4G IMT-Advanced規格に準拠した無線通信システムが第4世代(4G)です。3Gよりも、5倍の高速通信を可能とし、一度に沢山のデータの送受信を可能にしている点が特徴です。 ただし、3Gよりも電波が届くエリアが狭いというデメリットがあります。また、パケット通信にのみ対応しており、音声通話に使用することは難しいと言われています。 そのため、現在でも4Gだけでなく、3Gも同時に併用されています。4Gが届かないエリアでは、通信速度が遅い3G回線に切り替えて使用する仕組みを採用しています。 ■5G 上記の4Gまでの移動通信システムの最新バージョンが、第5世代(5G)です。5Gの特徴としてよく語られるのが「超高速大容量(eMBB)」「同時多数接続(mMTC)」「超低遅延(URLLC)」といった性質です。 ▼超高速大容量(eMBB) 次世代高速通信システムの5Gは従来の4G(LTE)の約1000倍の通信速度が可能となるため、一般的なインターネットの閲覧や4Kや8Kなどの超高画質な動画が現在のシステムより格段に快適になります。また、データ通信の大容量化によって増大する通信トラフィックに対して発生する、遅延等のさまざまなネットワーク障害に素早く対応し、通信コストも削減も可能となります。 ▼同時多数接続(mMTC) 多接続性の向上により、現在のシステムと比較して同時に接続可能な端末の数が約100倍になると言われています。たとえば、多くの人が集まるプロスポーツの試合会場やイベント会場で多々発生している「ネットが重くなる」といった現象が解消され、快適なデータ通信が可能となります。 ▼超低遅延(URLLC) ここでいう「遅延」とは「タイムラグ・時間差」をことを指します。5Gの優れた技術により、次世代移動通信システムは「超低遅延と高い安定性」を得ることになります。 代表的なメリットとなるのが、近未来の社会インフラとして期待される自動運転の精度が飛躍的に向上することがあげられます。 また医療分野では高齢化や過疎地対策で急務となっている、遠隔治療や遠隔手術などの実現化に大きな役割を担うとされています。 上記のとおり、5Gは3G・4G (LTE)とは比べでもに、強烈なクオリティ(品質)と圧倒的なポテンシャル(潜在能力)を持つ、次世代通信システムです。スマートフォンなどのモバイル通信に留まらず、放送やIoTの分野でも活躍が期待されています!

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