Q

305 After Effectsと Premiereの違いは何ですか?

どちらも動画を編集するソフトだということは分かっているのですが、After EffectsとPremiereの具体的な違いについて教えてください。

A

両方Adobeの動画編集ソフトですが、編集できる内容の特徴が異なります。

まずは、それぞれのソフトについてご説明しましょう。 ▼After Effects After Effectsとは、Adobeが販売している映像のデジタル合成やモーショングラフィックス制作などを目的としたソフトウエアです。After Effectsには、レイヤーに適用する数多くのエフェクト機能が用意されています。エフェクトをかけることで色の補正やイメージの変形、新しいビジュアルの追加などを行うことが可能です。映像の編集作業やCM制作、アニメ・ゲームのコンテンツ制作など、幅広いジャンルの現場で利用されています。 ちなみに、After Effectsは、もともとは米国のthe Company of Science and Art社で作られたものです。the Company of Science and Arts社は1993年の6月にアルダス社に買収されたのですが、この会社も1994年にAdobeに買収され、この時にAdobeはPageMakerとAfter Effectsの権利を得たそうです。Adobeが初めてAfter Effectsをリリースしたのはversion 3であり、コードネームは「Nimchow」でした。ちょっとした豆知識です。   ▼Premiere Premiere ProもAdobeが販売している、動画の編集を主な目的としたノンリニア編集のソフトウエアです。Premiere Pro は、素材となるムービーのパーツを時間軸に並べて編集するためのソフトウェアです。いくつものカットをつないだり、簡単なテロップを入れたり、比較的長めであまり複雑ではないムービーを作成する場合に使用します。タイムライン上でカットの編集や合成、静止画の挿入などを行うことができます。 動画編集   After EffectsとPremiereは、どちらも映像を編集する際に使用するソフトですが、それぞれの役割には明確な違いがあります。 基本的に、After Effectsは短いカットの映像や、細かい設定が必要な映像などを編集する際に使用します。さまざまなエフェクトを利用することで、より魅力的な映像を作り出すことが可能です。 一方、Premiereは、素材となる映像を時間軸でつなぎ合わせて1本の作品に仕上げることができるソフトです。複数のカットをつなげたり、テロップを入れたりすることができます。長編かつ、あまり複雑ではない映像を作成する際に使用します。 After EffectsとPremiereは、どちらもAdobeが開発したソフトであるため連携して動画の編集作業を行うことが可能です。After Effectsで制作した短い動画の素材を、Premiereでつなぎ合わせることによって、1つの映像を仕上げることができます。

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