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288 デジカメと一眼レフ、スマートフォンのカメラ、それぞれの違いは何ですか?

写真を撮るのが好きなのですが、専用のカメラを持っておらず、いつもスマートフォンを使っています。デジカメや一眼レフといったカメラを使うとスマートフォンよりも写真が綺麗に写るのは分かるのですが、どういった点が大きく違うのでしょうか?

A

カメラとスマホの大きな違いは『画像センサー』と『レンズ』の大きさです。

スマートフォンのカメラ性能は年々上がってきており、「写真を撮るならスマホで十分!」といった方も多いですよね。 確かに、スマートフォンで撮った写真でもある程度綺麗な写真を撮ることができます。ただ、スマートフォンで撮った写真を印刷すると画面上で見たときよりかなり荒い状態で印刷された経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。 これは、スマートフォンのカメラが一眼レフやデジカメといったカメラに比べ、物理的な「レンズの大きさ」や「画像センサーの大きさ」が大きく違うからなのです。 写真の出来栄えを特に左右するのは、「画像センサーの大きさ」です。画像センサーは、イメージセンサーや撮像素子などとも言われますが、簡単にいうとレンズから入ってきた光を電気信号に変換する部品です。 例えば、画像センサーのサイズを絵に置き換えてみます。ある景色を小さな画用紙に描こうとすると、書き込む面積が小さいので詳細な部分の色を表現できずに全体的に細部がぼんやりとした絵が出来上がります。一方、画用紙が大きければ、色や景色をより詳細に表現することができ、細かい部分まで再現性のある絵ができます。 要するに、画像センサーの大きさが大きくなれば大きくなるほど光を多く集めることができるため、色をより綺麗に写すことができるということです。さらに、星空や夜景など弱い光でも綺麗に写すことができます。スマホではただの暗い空、デジカメでは、頑張ってもノイズたっぷりの写真になってしまいますが、一眼の画像センサーが大きいモデルでは、夜景も星もきれいに写ります。 4966245867_040344811b_o また、スマートフォンとデジカメ、一眼レフの違いとして「物理的なレンズの大きさ」の違いがあります。特に一眼レフではレンズの交換が可能です。 lgf01a201403030000 標準レンズ、広角レンズ、望遠レンズ、マクロレンズ、魚眼レンズ といった多様なレンズをシーンにあわせて使い分けることで、例えば空から高いビルを見下ろしたようなインパクトのある写真や、ピントを1点にしぼった印象的な写真を撮ることができます。 wallpaper-fisheye-photo-03DSC_0314   スマートフォンはあくまで電話機に小型のカメラを搭載したものですので、画素数がどんなに多くても綺麗な写真を撮るには限界があります。 一方写真を撮ることだけに特化したカメラは、本体もスマートフォンより大きく、価格も高めのものが多いです。しかし、その分スマートフォンにはない細やかなところまで写しきる繊細さや、鮮やかな色彩表現が可能ですので、撮影できる写真の選択肢は実に様々です。 お手軽さをとるか写真のクオリティにこだわるかで、スマートフォンとカメラ、そのどちらも上手く使い分けていきたいですね。  

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