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聞くは一時、聞かぬは一生

Q307 ワンセグについて教えてください。

最近はスマートフォンでTVを視聴するためのアプリなどを多く見かけますが、以前ガラケーの時代に話題になっていた「ワンセグ」は今も使用されているのでしょうか?そもそも、ワンセグとは具体的にどのようなものなのかも知りたいです。

A307 ワンセグは「1セグメント放送」という、地上デジタル放送の一種です。

ワンセグとは、地上デジタルテレビ放送のモバイル機器向け放送サービスのことです。
日本のTV放送が使用する電波帯域は、放送局ごとに割り当てられた1チャンネル(6MHz)の帯域で13セグメントに分割されています。そのうちの1セグメントをタブレットや携帯電話といった移動体向けに利用していることから「ワンセグ」と呼ばれています。

このワンセグは、移動端末向けの地デジ放送という位置づけで、1セグメントしか使わないため、解像度は320×240ピクセルまたは180ピクセルとなり画質も若干粗いものになっています。

ワンセグは通常の地デジ放送と同じく各電波塔や中継局から発信されており、それを受信して映像を表示しています。そのため、地デジ放送と同等のエリアでTVを視聴することができます。ただ、スマートフォンなどでは小さいアンテナしか設置できず、受信感度が低くなるため、地デジ視聴可能エリアでも、屋内、ビル陰など電波が浸透しにくい場所では映りにくくなることもあります。とはいえ、屋内や移動中でも電波が強い場所であれば比較的安定して視聴できるのが大きなメリットです。

ワンセグ

一方この分割されたセグメントで、ワンセグ以外の残りの12セグメントをまとめて「フルセグ」と呼びます。フルセグは、本来は据え置き型の家庭のテレビなどに対して行われる放送で、本来モバイル機器向けの放送ではありませんでした。

日本の地デジ視聴では暗号化された放送を復号するためクレジットカードサイズのB-CASカードが必要となり、このカードを差し込むスペースが従来のスマートフォンになかったためです。しかし、このB-CASカードが進化し、ソフトウェアベースのB-CASカードが提供されるようになったことで、スマートフォンでもフルセグが視聴できる環境が整いました。

ちなみにワンセグも同じ地デジなのにも関わらずB-CASカードが必要ないのには理由があります。フルセグのB-CASカードは元々BSやCSといった有料番組の管理を目的に作られたものでした。ワンセグの場合、最初から有料番組の視聴制限がかかっているためB-CASカードが必要ないのです。

フルセグは解像度も1,440×1,080ピクセルとなっており、ワンセグに比べてはるかに綺麗な映像を視聴することができます。ただ、ワンセグのように屋内アンテナや移動中の視聴は難しい場合も多いです。これは、屋根のアンテナで電波を受けて宅内に引き込んでテレビに接続する、という使い方を想定しているため、移動中各地から電波を受信するということが難しいようです。フルセグ搭載のスマートフォンでは、アンテナやチューナーのスペース、性能に限度があるため、移動時や屋内での視聴はあまり向いていないようです。

スマホ画面

現在、スマートフォン、ガラケー共にワンセグとフルセグのどちらかの機能、もしくは両方の機能を搭載したスマートフォンも販売されているそうです。また、最近では民放のテレビ番組をネット経由で提供するスマートフォン向けのアプリケーションもでていますね!スマートフォンの普及により、今後もTV視聴の様々な多様性が生まれそうです。