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聞くは一時、聞かぬは一生

Q280 VRの仕組みについて知りたい!

話題のVRについて、特殊なヘッドギアを装着して立体的な映像が見れると聞いているのですが一体どんな仕組みになっているのでしょうか?

A280 基本的に目の前にディスプレイを置き、顔の向きに合わせて見せるべき映像を表示させる、という仕組みです。

以前「聞くは一時 Q277」でもご紹介したように、VRとは、Virtual Reality(バーチャル・リアリティ)の略式名称です。コンピュータなどによって作り出されたサイバースペースを、あたかも現実のように体験する最新技術のことを指しています。

VR映像というと、質問内容にもあるように頭に特殊なヘッドギアのようなものを装着している姿がよく見られますね。この頭に付けている装置は「VR HMD」といいます。VR HMDの「HMD」は、「Head Mounted Display(ヘッドマウントディスプレイ)」の略であり、頭からかぶり目前にディスプレイを配置するタイプのシステムです。視界を覆うかたちでコンピュータグラフィックスを見せることができるため、まるでその映像の世界に入り込んだような感覚を作り出せるという特徴があります。

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現在発売されていたり、発表されていたりするシステムはどれも基本は同じ。目の前にディスプレイを置き、顔の向きに合わせて見せるべき映像を表示させる、という仕組みです。

立体視を実現するためには右目用映像と左目用映像を切り分ける必要がありますが、3D映画や3Dテレビなどに比べるとシンプルな仕組みで、目の前に ある液晶を単純に区切って右目用と左目用の映像に分けます。そして、それぞれの映像を見やすいようにレンズを配置します。ちなみに、視力や左右の眼球間距離には個人差があるので、多くのVR HMDにはレンズの位置を調整する機能が備わっています。

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さらにVR HMDには、加速度センサー、ジャイロセンサー、地磁気センサー等が入っていて、これらは「顔の向きを検知」する役割を果たしています。コンテンツ側は、VR HMDから顔の向きの情報をもらってそれに合わせた映像を表示させます。

「顔の向きの検知」以外にも、「頭の移動(首を前に出したり、横に動かしたり)」「体の移動(前後、上下の動き)」を検知するための「位置ト ラッキング」機能が組み込まれているものもありますね。発表済みの主な機種だと、サムスンが販売する「Gear VR」では対応していませんが、Oculus の「Oculus Rift」、HTC の「HTC Vive」、ソニーの「PlayStation VR」は、それぞれの仕組みでこの位置トラッキングを実現しています。発表済みの機種の中には、安価なものですとなんと1万5000円弱で購入できるものもあります!

現在はまだ対応しているPC・スマホが限定されるVR環境ですが、昨今のハードウェア・ソフトウェアの目覚しい進歩を考えると、近いうちにほとんどのPC・スマホがVRに対応できるようになるのではないでしょうか。実際に、現段階でVR映像を作成するアプリやソフトも次々とリリースされています。今後誰もがVR環境を手に入れられるような環境が、すぐ目の前までやってきているようですね。