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Q188 Webで公開する動画のファイル形式は何にすればいい?

映像の編集の練習をしています。作品を自分のWebページ上に公開したいと思っているのですが、ファイル形式は何にすればより多くの人に見てもらえるでしょうか?

A188 今後、何がスタンダードになるか混沌としています。複数ファイル形式でUPを!

皆さんは普段、どのファイル形式でWeb動画を観ていますか?

特に意識していない方も多いかと思いますが、HTML5の導入がスタートする前までは、一般的にWebで動画を鑑賞する場合には、<ブラウザ>に<プラグイン>で入れた<動画再生ソフト>で動画を再生していました。
つまり、FirefoxやIE、google chromeなどのブラウザに、動画再生ソフトを別途組み込んで、そのソフトを利用して動画を再生していたわけです。
これらの代表格が、Flash Player、Quicktime Player、Realtime Playerなど。
皆さんも聞き覚えがあるのではないでしょうか?

ところが、今後スタンダードになるHTML5では、HTML5自身が動画を扱えるようになります。HTML5自身が動画を扱えるということは、プラグインが不要になるということです。Web制作者はこれでイチイチ、プレイヤーのダウンロードを促す必要がなくなります。

が!
ここでブラウザの違いによる問題が出てきます。
現行のHTML+CSSでも、ブラウザ毎に独自解釈・独自拡張のタグがあり、すべての環境で意図したとおりにWebページを再現するのには「CSSハック」と呼ばれるテクニックが必要とされています。
動画でもこれと同じように、ブラウザ別に対応する「動画形式(ファイル形式)」が異なるという事態が起きているのです。 スタンダードとなりつつある動画形式は下記の3形式なのですが、現状の対応状況は下記の通り、各社の思惑もありバラバラです。

ブラウザ別 動画形式対応状況
http://caniuse.com/ より作成(2012年10月1日時点のデータ)
WebM/VP8 video format MPEG-4/H.264 video format Ogg/Theora video format
IE 9.0 logo-IE × ×
FireFox 16.0 logo-FireFox ×
Crome 22.0 logo-Crome
Safari 6.0 logo-Safari × ×
Opera 12.0 logo-Opera ×

ブラウザ間のシェア争いもまだ勝敗がついていない状況なので、どの動画形式が「真のスタンダード」になるのか、まだわかりません。

現時点でWebで動画を公開するのであれば、上記の形式の中から2つ以上の形式を用意したり、上記形式+プラグインが必要な形式で用意したりと、複数形式でファイルを用意し、幅広い環境のユーザーに対応するのがよいかと思います。
ただ、質問者さんのように「より多くの人に見てもらいたい」という目的であれば、YouTubeなどの動画サイトを上手に利用するのもよいのではないでしょうか?

ブラウザによる対応違いは、今後もWeb制作者を悩ませそうですね。