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Q179 EPUBって何ですか?導入すると何が出来ますか?

無料電子雑誌というのを読もうとしたら「EPUBが必要です」と表示がありました。 EPUBって何ですか?PDFとはどう違いますか?

A179 電子書籍のファイルの規格。EPUB対応のリーダーや対応端末で電子書籍を読めます。

EPUBは米国の電子出版業界の標準化団体が策定した電子書籍のファイル規格です。
予想はつくかと思いますが、その名は<Electronic PUBlication>から取られていて、<イーパブ>と呼ばれます。 PDFの電子書籍版と考えると分かりやすいかもしれません。

ソニーのReader(http://www.sony.jp/reader/)、2012年7月19日に日本発売されるKOBO touch(http://kobo.rakuten.co.jp/) といった電子書籍端末や、iPad/iPhone/iPodのiBooks、GoogleChromeやFireFox(アドオン追加が必要)でも読むことができ、Android端末向けのアプリも数多く出ています。 また、Yahoo!ブックストア(http://bookstore.yahoo.co.jp/)では今年7月から、アプリなどのインストール無しでブラウザ上でEPUB形式の電子書籍を読むことができるようになりました。

PDFとの一番大きな違いは <PDFはページにレイアウトが固定されているのに対し、EPUBはフレキシブル> という点です。

例えば、画面を拡大して電子書籍を読みたいと思ったとき、PDFで<拡大>の操作をすると、レイアウトや文字送りは固定されているので、ページの右端の方は画面からはみ出して見えなくなり、毎行スクロールが必要になります。

これがEPUBだと、<拡大>をすると画面の横幅に応じてテキストが折返し表示されるわけです。 何百ページというボリュームを電子端末で読む際に、この違いは大きいですよね。

EPUBはもともと英文用に開発されたので日本語の<縦書き>に対応していませんでしたが、バージョン3.0から縦書きや右から左への横書きなどにも対応できるようになりました。
また、EPUBはオープンな共通規格なので、EPUBで自分の原稿を電子出版することもできますし、独自のEPUBリーダーもどんどん開発されています。
実際、誰でも簡単に電子書籍が作れるibooks-author(http://www.apple.com/jp/ibooks-author/)は、高い評価を受けています。

日本でも、今年はKOBOやAmazonのKindle(http://www.amazon.co.jp/)などの電子書籍端末が発売され、いよいよ電子書籍マーケットが本格化してくると予想されます。
ちなみにKindleは、現時点でEPUB対応ではなく、Kindle形式(AZW)がスタンダードです。

今後は、端末によってファイル形式も違えば、本の値段も違う・・・ということになりますので、これからは<何を読む>の他に<何で読む>かも大切な選択肢になってくるのではないでしょうか。