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Q157 フロントエンジニア/フロントエンドアーキテクトとはどんな職種ですか?

最近、求人情報で[フロントエンドエンジニア]や[フロントエンドアーキテクト]という職種を見かけるようになりました。 仕事内容を見るとコーダーのようなのですが、これまでとは違う職種なのでしょうか?

A157 プログラミングやユーザーインターフェイスデザインまでカバーする高度なコーダー職です。

フェローズでは数多くのクリエイティブ系求人情報を取り扱っています。
その中でも特にWeb業界の職種に関しては、職種名について様々な表現・解釈があります。
これは、Web業界・Web表現がまだまだ成長途中であることを指しているともいえるでしょう。

今回は、人材エージェントの立場から、この[フロントエンドエンジニア][フロントエンドアーキテクト]の解説をさせていただきたいと思います。

その昔、Web制作の職種といえば
Webデザイナー
Webディレクター
Webプロデューサー
といったシンプルな分類だけでした。
実質的にはWebデザイナーがデザインからコーディング、Flash作成、CGIなどのプログラミングまでをカバーしていた感です。

Webコンテンツが充実し、デザインが重視されるようになると、デザイナーが描いたWebデザイン画を実際のHTMLに落とし込む「コーダー」という職種分類が誕生しました。
少し前には、ブラウザ間でのタグの解釈が今以上に異なっていましたので、コーダーはHTMLやCSSの知識の他、デザインの表現を統一させるためのハックの知識も重要視されました。

HTMLの記述が厳格化し、ユーザビリティ・アクセシビリティが重視され、SEOやSEMの競争が激しくなるに従い、より高度な知識・技術を習得しているコーダーを差す職種名として「マークアップエンジニア」が用いられるようになりました。エンジニアという名称から分かるように、「コーダー」よりも、より技術者よりのコーダーというイメージです。

そして、今回の「フロントエンドエンジニア」「フロントエンドアーキテクト」。
これらの職種で表現されるのは「限りなくプログラマー寄りのコーダー」「限りなくUIデザイナー寄りのコーダー」です。

今後、スタンダードになるであろうHTML5では、HTML内の記述で表現できる幅が大きく広がります。 Flashによる動的表現をHTML5内でスクリプト記述によって実装する動きも主流になるでしょう。 つまり、コーディングの段階で、これまでFlashクリエイターやプログラマーが担当していたような動的表現を実現していく必要があるわけです。
タッチパネルタイプのPCやスマートフォン・タブレットの普及により、ユーザーインターフェイスも変化が求められています。
また、WordPressやMovableTypeに代表されるようなCMSを活用してWeb制作を行う場合には、データベース、サーバー周りの知識も必要になります。
「コーディング」の職域で担当すべき要綱が増え、専門性が高まっているというわけです。

これらの遍歴からも、Web制作過程ではまだまだこれからも分業化・専門化が進んでいくことが予想されます。
Web業界に携わっている方は、今後、「ディレクター」「プロデューサー」といった幅広い知識・視野を必要とする職種を目指すのか、「エンジニア」「プログラマー」「デザイナー」といった、より深い専門知識を必要とする職種を目指すのかを考えていく必要があるかもしれません。