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 さぁ、ゲームを作ろう!

「・・・となった時、何から始めてよいやら

最初は、そうなってしまうと思います。

ひと昔前。
そう、世界を席巻した某家庭用ゲーム機や、その後登場することになる次世代機、三世代機の頃は、それはそれは大変なことでした。

もちろんビジネスベースのの話であり、個人が「とりあえず何か作ってみよう」などという時代ではありません。

当時はけして安くないパソコンと、さらには何十万~何百万する開発機材を用意してという世界でした。

ゲーム機も飛躍的な進化を遂げ、その市場も膨大なものとなってきた今。
その開発環境の整備も目を見張るものがあります。

さらに、スマホのアプリを配信する市場も完備されてきたこともあり、より

 

 ゲーム(アプリ)を自分で作って配信してみたい

 

という欲求が高まります。

 

 でもプログラミングはあまり・・・

「そういった人々も、けして少なくないでしょう」

ある程度のゲームを作るには、実際、かなり高度なプログラミング技術を必要とします。
プログラムは、何というか“とんがったスキル”であるのも事実です。

その“とんがった部分”を少しでも“丸く”しようとしてくれるのが

 

 ゲームエンジン

 

です。

 

 

 ゲームエンジンとは、コンピュータゲームのソフトウェアにおいて、

 共通して用いられる主要な処理を代行し効率化するソフトウェアの総称である。

 ゲームエンジンは映像や音のリアルタイム処理をしていることもあり、

 インタラクティブアートなどの分野でも使われることもある。

 また、Unityのようにアセットストアを提供することでエコシステムを生み出したゲームエンジンもある。

 

 Wikipediaより

 

 

“エンジン”というだけあり、ゲームを動かす動力源としての能力を備えているのは勿論ですが

 

 ・PC上で動く開発環境である

 ・ゲームを動かすのに必要な主だった機能が用意されている

 ・最終的な実行ファイルを作成することができる

 

といったゲーム作りにおける一連の流れをまかなう“モノ”でもあります。

 

Unity とはそういった位置づけとなります。
(現在の最新版は Unity5 ですが、以後単に Unity と呼ぶことにします)

 

 Unity の特徴 その1

「年商 $100,000 以下であれば無料」

だいたい年商一千万円以下ならば無料でもよいということです。

太っ腹ですね。
Unityユーザーの囲い込みの一端なのでしょうけど、ありがたい話です。

「ゲームでも作ってみようか」といった人々はもちろん、たいていの個人はその範疇に入ると思いますので、今すぐにUnityでゲームを作って販売しても問題はないわけです。

※でも、ライセンスに関しては必要に応じてキチンと調べるようにしてください。

 

 

 Unity の特徴 その2

「マルチプラットフォーム」

そもそも、ゲームは特定のゲーム機専用に開発する必要があります。

 

 ゲーム機が異なるということは、プログラムが変わってくる

 

という事実があるからにほかなりません。

例えば、プレイステーション用のゲームを作った(或はすでに存在している)として、それをスマホ用として新たに売りたい。
そういった場合、本来であれば

 

 移植

 

といった作業が必要となります。
つまり、

 

 ・絵を書き直したり (表示画面の違いがある)

 ・プログラムしなおす (ハードが違ったり処理能力に差がある)

 

といった工程が必要で、たいていの場合この工程は“重い”ものであり、当然「時間」も「お金」もかかります。

ところが、Unity の場合は

 

 最終的な実行ファイルを作成する段階でプラットフォームを選べばよい

 

どのプラットフォーム(ゲーム機)向けに作るかを意識しないでよいということになります。

どのようなものに対応しているかというと

 

 ・Windows

 ・Mac

 ・iOS

 ・Android

 ・Windows Phone8

 ・Linux

 ・Webブラウザ(WebGL/Web Player)

 ・PS3,4

 ・Xbox360,One

 ・Wii (U)

 ・Nintendo 3DS Samsung TV

 

足りないものがないくらいですね。

それぞれの能力・特性というものがあるので何でもかんでもというわけにはいきませんが、制作コストの面では大変なプラス要素となります。

 


 Unity の特徴 その3

「ツールの相性」

昨今の事情から、ゲームは「3D」が主流・・というより当たり前かもしれません。
そして、よりリアルな画像・映像が求められ続けています。
そうなると、やはり専用のグラフィックデザインツールが不可欠となる場合が多くなるでしょう。

Unity 上でもある程度のモデリングは可能ですが、グラフィックデザイナーにしてみたら、やはり使い慣れた専門の高機能なツールを使いたいものです。

Unity は

 

 ・Maya

 ・3D Studio Max

 ・Lightwave

 ・Blender

 

等のメジャーなモデリングツールからのデータインポートが可能です。

グラフィックデザイナーにも、使い慣れたツールで最大限の能力を発揮してもらえるというものです。

 

 Unity の特徴 その他

「『ユーザーの多さ』や『Asset Store』」

Unity ユーザーが多いということは、「情報」の共有が可能となり、さらにUnity自体の「安定化」に期待もできます。

ひとつの「安心感」です。

さらに「Asset Store」という仕組みが内包されていて、ゲーム作りの材料(モデル、サウンド等の素材)の入手も簡単です。
(Asset Store については、いずれ触れる予定です)

 

そもそも「ゲーム」とは、大雑把に言えば

 

 仮想世界(仮想現実)でマイキャラ(自キャラ)を操作する

 

ということだと思います。
その結果、様々な事柄が起こる。
そういったものではないでしょうか。

そして、なにより

 

 プレイヤーは気持ちよくなければならない

 

勿論ゲームなので、いわゆる難易度に従ってプレイヤーにストレスを与えなければなりませんが、基本的な“操作感”は“きもちよく”あるべきです。

そういった意味では、
仮想世界(仮想現実)は日ごろの感覚に近い方がよいでしょう。
つまり

 

 ・重力 (上から下への自由落下)

 ・地面 (地面に立つことができる、穴があれば落っこちる)

 ・障害物 (そこから先へは行けない)

 ・摩擦 (急な坂では滑ってしまう)

 

こういった“感覚”が重要となるわけです。
ただ、これらを1から作るとなると、それだけで膨大な時間がかかってしまいます。
さらには

 

 ・光があたれば影ができる

 ・風が吹けば草木が揺れる

 ・水の透明感

 

・・・等々。

これらをある程度 Unity に任せることで効率をあげ、その分、目指すゲームの本質部分に注力できるというものです。

 

 

 (1) ゲームにおける共通の感覚 → Unityに頼る、多くのUnityユーザーと共有できるものは共有する

 

そして

 

 (2) それで浮いた時間を、自分達の特徴部分の開発に使う

 

 

重要なのは (2)です。
そして、ひとつ言えるとすれば

“Unity、ユニティしたゲーム”

にならないよう注意すべきということでしょう。

例えば、ワープロ(キーボード・タイプライター)はとても便利な道具です。
そして、それを“速く”“正確に”使いこなせるというのは素晴らしいスキルとなります。
テレビの同時字幕表示等、そのスキルをダイレクトに生かせる場所も、確かにあるでしょう。
しかし、ゲーム作りになぞらえれば、大切なのは「それを使ってどんな内容の文章を作るか」ではないでしょうか?

ゲームの真価は、あくまで Unity のその向こうにあるということは忘れないようにしてください。